鹿児島市・霧島市の時短要請 今月20日で解除 「ステージ3」継続
鹿児島県は、新型コロナの感染拡大のおそれが「減少している」として、鹿児島市と霧島市の飲食店への営業時間の短縮要請を、今月20日に解除することを決めました。一方、「医療ひっ迫の懸念はある」として、警戒基準は現在の「ステージ3」を継続します。
県の対応の判断基準のひとつとなる「直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数」は、16日時点で、鹿児島市が9.24人、霧島市が5.63人で基準の15人を下回っています。
このため県は、午後に開いた対策本部会議で、鹿児島市と霧島市では先月10日から6週間続いてきた飲食店への営業時間短縮要請を期限の今月20日で解除することを決めました。
一方、病床使用率は15日時点で24.2%と、「ステージ3」の指標の20%以上であることから、「医療ひっ迫の懸念はある」として警戒基準は現在の「ステージ3」を継続します。医療現場からは要請解除によるリバウンドへの懸念も示されましたが、同意は得られたということです。
(塩田知事)「(医療現場からは)特に換気を徹底してほしいと要望があった。気が緩むことがないよう、しっかり感染対策を徹底する」
また県が独自に発表している感染拡大警報も20日で終了しますが、21日からは「感染拡大警戒期間」として、県民に感染防止策の徹底や、感染拡大地域との不要不急の往来の自粛などを呼びかけることにしています。