姶良市 中学生にコロナワクチンの集団接種を検討
鹿児島県の姶良市が市内の中学生を対象に、新型コロナワクチンの集団接種を検討していることが分かりました。
国は先月31日、アメリカファイザー社製の新型コロナワクチンについて、接種対象を16歳以上から12歳以上に引き下げを決めました。今月から12歳以上も接種できることになり、姶良市では、市内の中学生への集団接種の検討を始めています。
市が行った調査では、市内のおよそ2200人の生徒の保護者の9割から回答があり、そのうち7割が接種希望と回答したということです。
市の教育委員会は、具体的な接種について夏休み期間中に各学校で行うことを検討しているということです。
国がワクチンの接種対象を引き下げたことに伴い、今後、各市町村から中学生にも接種券が配られることになりますが、MBCが県内43の市町村に電話で調査したところ、中学生のワクチン接種のスケジュールや方法については、ほとんどの自治体が検討中、またはこれから検討すると答えました。
その中で、宇検村、和泊町、知名町は、64歳以下の住民の接種券と同時に中学生に向けた接種券も配布するとしていて、宇検村では今週中に配布が始まります。阿久根市や宇検村では、学校などでの集団接種はしない方針だということです。
また、天城町では来月上旬に中学生の保護者にワクチン接種の希望を問うアンケート調査を行う予定だということです。そのほかの市町村の接種の方法やスケジュールなどはまだ未定です。