警戒基準指標 病床使用率がステージ3水準に

鹿児島県内で感染が拡大する中、県の新型コロナウイルス警戒基準の指標のうち、医療機関の病床使用率が20%を超え、「ステージ3」の水準に達しました。

県内の警戒基準は4つのステージがあり、現在は感染者がだんだん増える「漸増」のステージ2が継続中です。警戒基準を判断する指標は2日時点で、人口10万人あたりの新規感染者数が12.55人と1週間前に比べ8.8人増加し、PCR検査の陽性率も8.3%と5.3ポイント増えています。

そして、人口10万人あたりの療養者数も13.6人で1週間前より7.9人増加。医療機関の病床使用率は21.8%と1週間で7.2ポイント増え、ステージ3の基準となる20%を上回りました。20%を上回ったのは今年2月6日(20.2%)以来です。

県は「直ちにステージ3への引き上げが必要な状況ではない。ステージ引き上げはほかの指標も見ながら、専門家の意見を聞いて総合的に判断する」としています。