新型コロナ 姶良市の病院でクラスター

鹿児島県は31日、姶良市の病院で新型コロナウイルスの新たな感染者集団=クラスターが確認されたと発表しました。クラスターが確認されたのは、姶良市の加治木記念病院です。

県や病院によりますと、加治木記念病院では今月15日以降、20代から50代の職員の女性5人と、70代から80代の患者男女4人のあわせて9人の感染が確認されています。9人はいずれも同じ病棟で勤務または入院していましたが、感染経路は分かっていないということです。

加治木記念病院では、病院全体の消毒や、外来の受け入れを停止するなどの対策をとっていて、上津原甲一院長は「このような事態を招いたことを深くお詫びする。感染拡大防止にまい進したい」とコメントしています。

県内でのクラスター発生はこれで16例目で、病院での発生は2例目です。県内では31日、鹿児島市の10歳未満から40代の男女4人と、鹿屋市の60代男性、南大隅町の30代女性、垂水市の50代男性と80代女性、滋賀県の30代男性宮崎県の20代女性の感染が発表されました。

県内の累計の感染者は1016人、30日時点で124人が医療機関や宿泊施設で療養中で、うち2人が重症となっています。