マスク着用オペラ 本番では
マスクを着用したままでのオペラ上演を目指す音楽家グループの話題を以前、お伝えしましたが、先日、本番を迎えました。濵田レポーターの取材です。
いよいよ迎えた本番当日。来場者は混雑を避けるために整理券の番号順で入場。会場では検温、手指の消毒などの対策も行われていました。
客席は590席から半分の295席に減らされましたが、チケットは完売。注目を集める中での公演となりました。
本番中はキャストはもちろん指揮者やピアニストなども含め全員がマスクを着用。キャストのマスクは色を合わせたりベールを付けるなどして“衣装の一部”として取り入れました。
また、幕間や休憩時間には換気も行われました。
そして舞台は、いよいよ佳境に。
通常とは異なる状況での舞台となりましたが、マスクの着用を忘れさせるほどの歌声がホールに響き渡り、来場者を魅了しました。
「感動しました久しぶりに。やはり生のこういうのは良いなと思いました」
「演じてる方もマスクをされているから、最低限できることをスタッフのみなさんがやって下さっているのがわかったので、自分としては安心して(見れた)」
(福冨貴子代表)「無事に終えてほっとしています。歌える喜びということももちろん感じることができて、マスク着用というのは、顔の表情が見えなくて残念だというお客さんもいるとは思うんですけど、いつか、いつもの舞台というのがまた踏める、公演ができるという日まで、楽しみと期待をもちつつというところでしょうか」