新型コロナ 県内5人確認 徳之島でも初確認

鹿児島県内では26日、新型コロナウイルスの感染者が5人確認されました。このうち3人は、天文館の接待を伴う飲食店で発生したクラスター関連です。徳之島でも初めて感染が確認されました。

鹿児島市によりますと、天文館の接待を伴う飲食店で発生したクラスター関連で、新たに20代の男女3人の感染が確認されました。3人は、鹿児島市山之口町の「clubVOGUE」で、これまでに感染が確認された人の接触者です。これで、「ニュークラブキングアンドクィーン」と合わせた天文館のクラスター関連は、24人となりました。市は引き続き、2つの店を利用した人は帰国者・接触者相談センターに連絡するよう呼びかけています。

また、天城町では、役場に勤務する30代男性の感染が確認されました。町によりますと男性は、同僚2人と今月19日から21日にかけて出張で鹿児島市を訪れていて、クラスターが発生した店には行っていないということです。徳之島で感染が確認されたのは初めてです。県内ではこのほか、鹿児島市で1人の感染が確認され、累計で405人となりました。

一方、県は今年7月から8月にかけて56人の感染が確認された与論町のクラスターについて感染が拡大した原因として、感染者が複数の飲食店を利用していたことや会食の場で島の伝統的な回し飲みが行われていたことなどを示しました。