新型コロナ 新たに5人の感染確認 鹿児島県独自の警戒基準策定へ

新型コロナウイルスの感染者が17日、鹿児島県内で新たに5人確認されました。15日は、指宿市の病院で県内5例目となる感染者の集団=クラスターが発生しており、塩田知事は県独自の警戒基準を近くまとめる考えを示しました。

17日感染が確認されたのは、指宿市の80代男性と40代女性、それにいちき串木野市の80代男性、70代女性、40代男性のあわせて5人です。指宿市の2人は病院でのクラスター関連で、合わせて44人となりました。いちき串木野市の3人については感染経路は調査中です。

これで県内の感染者は累計で328人となりました。医療機関や宿泊施設での療養者は57人で自宅待機などが6人となっています。

また、17日に開かれた県の対策本部会議で、塩田知事は「高齢者も感染している大変深刻な状況」との認識を示した上で、県独自の警戒基準を今後1週間から10日を目安にまとめる考えを示しました。

政府の分科会は「病床占有率」や「療養者数」など6つの指標から地域の感染状況を4段階で判断する基準を示していて、県はこれをもとに警戒基準を作成し、宿泊施設や飲食店などへ休業要請などを呼びかける際の目安にする方針です。