伝統の川内大綱引 新型コロナ影響で中止
鹿児島県薩摩川内市の伝統行事・川内大綱引が、新型コロナウイルスの影響で今年、中止となることが発表されました。
川内大綱引保存会によりますと、今年の川内大綱引は9月21日に行われる予定でしたが、実施に当たり、十分な新型コロナウイルスの感染防止対策を取ることが難しいとして22日、中止を発表しました。
川内大綱引は、あわせておよそ3000人の男たちが上方・下方に分かれ、長さ365メートルの大綱を引くもので、例年7万人の人出がある川内三大祭りのひとつです。
中止の決定に薩摩川内市の岩切秀雄市長は…
「万が一クラスターになると逆に悲しまなくてはいけない。残念だけれどやむを得ない。来年以降、元気を出して保存会に頑張って欲しい」
そのほかの川内三大祭りの8月の川内川花火大会もすでに中止が決まっており、残る11月開催予定の薩摩川内はんや祭りについては、実施の可否が検討されています。