屋久島で登山バスが再開 初日の利用客は1人

新型コロナウィルスの影響で運行を休止していた屋久島の登山バスが1日、運行を再開しました。

屋久島町では新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、登山バスを4月25日から運休していました。先月25日、緊急事態宣言が全面解除されたことを受けて、登山バスもおよそ1か月ぶりに運行再開しました。

再開初日となった1日、バス停に消毒液や体温計などが準備されましたが、普段なら登山客で行列ができるバス停に人の姿はなく、午前の最終バスまでに乗車した登山客は1人だけでした。

(登山客)「6月1日から縄文杉が見られるようになったので、せっかくなのでこの日に来ようと思った。大自然の中で、いい空気を吸っておきたい」
(屋久島山岳部保全利用協議会 若松昭男さん)「こういうご時世ですからおひとりですね。早く交通機関も回復して正常になればと願っている」

屋久島町では1日から、屋久杉自然館やヤクスギランドなどの観光施設も再開しています。