出水平野ツル今シーズン最後の羽数調査 1万2972羽で今シーズン最多 鹿児島
国内最大のツルの越冬地・出水平野で、今シーズン最後のツルの羽数調査が行われました。1万3000羽近くが確認され、今シーズン最多となりました。
ツルのねぐらになっている鹿児島県の出水市荒崎と東干拓では、7日朝、今シーズン最後となるツルの羽数調査が行われました。
ナベヅル9583羽やマナヅル3373羽など、あわせて今シーズン最多の1万2972羽が確認されました。
中には、翼の先だけが黒く、とまっているときは全身真っ白に見える世界的にもめずらしいソデグロヅルの姿もありました。
出水平野でツルが1万羽を超える「万羽ヅル」となったのは27シーズン連続です。
(鶴荘学園ツルクラブ 七社日和部長)「みんなで協力しながらできて達成感でいっぱい。鳥インフルエンザで来てくれないかもと思ったが、ツルは出水のことが好きなのだなという実感が湧いて嬉しかった」
出水平野のツルは、早ければ今月末ごろにも北帰行を始める見込みです。