新型コロナ 再び急増の背景 専門家に聞く
再び、感染が急拡大している新型コロナウイルス。感染者増加の背景や注意点など、感染症が専門の鹿児島大学大学院・西順一郎教授に聞きました。
(鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「免疫を逃れる力の大きい、BA.5というオミクロン株の派生型が、鹿児島県でも増加傾向」
オミクロン株の派生型「BA.5」は、過去の感染や、ワクチンによって得た免疫から逃れる力が強いことが特徴です。西教授は「BA.5」への置き換わりが進んでいることが再拡大の背景にあると話します。
(鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「BA.1、2にかかった人でもBA.5にかかる可能性は十分ある。3回目ワクチンを打つことで再感染を防げるし、かかるよりも強い免疫ができるので、かかった人も接種を」
また、夏休みを控えた今、注意すべき点については。
(鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「お盆に向けて陽性者はさらに拡大する可能性が高い。行動制限をせずにやっていくには、ワクチンしかない。また自分の健康チェック。症状が少しでもあったら人と会うのを控えることが次に大事」