新型コロナワクチン前倒し接種 鹿児島市は来月実施

新型コロナワクチンの3回目接種について、国が医療従事者などを対象に前倒しの方針を示したことを受け、鹿児島市の下鶴市長は来月、およそ3万5000人を対象に接種を実施することを明らかにしました。

国は、新型コロナワクチンの3回目接種について2回目からの接種間隔を原則8か月以上としていましたが、医療従事者や高齢者施設の入所者らを対象に2か月前倒しし、6か月以上にすることを決め、今月17日に各自治体に通知していました。

23日の定例会見で、鹿児島市の下鶴市長は国の方針を受け、ことし6月と7月に接種したおよそ3万5000人を対象に前倒しの接種を来月行うと発表しました。

(鹿児島市 下鶴隆央市長)「オミクロンの感染拡大や第6波の到来が懸念される。感染リスクを重症化リスクが高い人から抑えていくために、前倒しを国からの通知に基づいて判断した」

また、施設などに入所していない一般の高齢者について、鹿児島市は1か月前倒しして7か月以上としていて、来年2月以降に接種を始める方針です。その他の世代は前倒しは無く、8か月以上のままです。