若者中心に感染急拡大 鹿児島市長「県境をまたぐ往来 自粛を」
クラスター3例が新たに発生した鹿児島市では、若い世代を中心に急速な感染拡大が続いているとして、下鶴隆央市長は5日、市民に県境をまたぐ往来の自粛を呼びかけました。
(下鶴市長)「全国的にも第5波と呼ばれる感染者増加の中、本市でも急速な感染拡大が続いており、市民のみなさまの暮らし、そして医療提供体制において危機的な状況が目の前に迫っております」
鹿児島市では5日、1日としては過去2番目に多い34人の感染者が確認されたことなどから、下鶴市長は「鹿児島市の感染状況は、あすにも県の警戒基準に照らすとステージ4の水準になる」と強い危機感を示しました。
特に若い世代の感染者が増加していて、7月30日から8月5日までの1週間は、感染者の8割を30代以下が占めています。下鶴市長は若者に対して、飲食はなるべく普段一緒にいる人と短時間、少人数で行い、マスク会食を徹底するよう呼びかけました。
また、感染経路別では会合や会食、県外との往来が大きく増えていることから、市民に対しては、お盆休みを控える中、県境をまたぐ往来の自粛を呼びかけました。
(下鶴市長)「これから迎えるお盆期間中、さらなる感染拡大を防ぐために、みなさまご自身と、大切な人の命を守る行動をお願いいたします」