鹿児島県・新型コロナ警戒基準 8週ぶりに「ステージ2」に引き下げ
鹿児島県は7月1日、対策本部会議を開いて、新型コロナウイルスの警戒基準を1日から「ステージ3」から「2」に引き下げることを決めました。
(塩田知事)「現時点では、医療提供体制がひっ迫する状況にはないと考えられる。専門家の意見も踏まえ、感染拡大の警戒基準における感染状況の段階をステージ3からステージ2に引き下げる」
塩田知事はこのように述べ、新規感染者数が6月30日まで2週間連続で1桁であることや、病床使用率など警戒基準の指標も全ての項目でステージ3を下回っていることなどから、5月7日以降、続いていたステージ3を8週間ぶりに2に引き下げました。
(塩田知事)「再び感染拡大を繰り返すことのないよう『感染拡大警戒期間』を継続して、感染防止対策を徹底していくこととする」
また県独自の感染拡大警戒期間については継続し、東京・大阪などの感染拡大地域との不要不急の往来自粛や、感染症対策の徹底などを呼びかけるとしました。
一方、経済対策としては、県内の観光需要の掘り起こしのため、県民向けの旅行商品を割り引く「今こそ鹿児島の旅」事業を今月5日から再開すると発表しました。対象期間は12月31日までで、1人1泊当たり5000円が上限で、最大50パーセント割り引きます。
また、県内の宿泊施設、旅行会社で利用できる「県民向けプレミアム付き宿泊・旅行券」として、5000円分のクーポン券、合わせて5万セットを今月上旬から宿泊地域に応じて1500円から2500円で販売することも発表しました。