鹿児島大学で「職場接種」 国は新規受付停止へ
新型コロナワクチンの「職場接種」が、鹿児島大学で24日から始まりました。
職場接種は、1000人以上の事業所や団体を対象に国が申請を受け付けているものです。
鹿児島大学でも24日から学生や教職員あわせて1万2000人を対象に、予約制でモデルナ社製の接種を始めました。今後、接種を1日あたり400人まで増やし、9月30日まで実施する予定です。これまでのところ、重い副反応などの報告はないということです。
一方、ワクチン接種担当の河野大臣は23日、「申請が殺到し、使用するモデルナ製ワクチンの供給量を超える懸念がある」として、職場接種や自治体による大規模接種の新規受付を一時停止すると発表しました。
職場接種は25日午後5時まで受け付けるとしていますが、再開の時期は明らかにしていません。今回の事態を受けて、国はアストラゼネカ製ワクチンの使用を検討する考えです。
なお県内の職場接種は23日までに30の企業・大学から申請があり、このうち26団体が承認されています。