県の大規模接種 64歳以下の飲食・交通関係への対象拡大を検討

今月20日から行われる新型コロナワクチンの高齢者向け大規模接種について、予約が埋まらない場合に備え、鹿児島県は、飲食店や交通従事者にも対象を広げます。

(塩田知事)「高齢者優先だからといって、空きが出たままなのは、1日でも早く進める意味では、もったいない。64歳以下でも声をかけて予約枠をしっかり使いたい」

県は、高齢者向けの大規模接種を鹿児島市のかごしま県民交流センターで今月20日から、鹿屋市の串良平和アリーナで今月21日から始める予定で、17日はワクチンが会場に運ばれました。

対象者およそ2万人のうち、予約した人は16日までに1997人と予約率は10パーセントにとどまっています。県は予約が埋まらない場合、64歳以下に対象を広げる予定で、すでに高齢者施設や保育士、教職員などに案内文を出していますが、今後さらに飲食店や交通関係者などに対象を広げると発表しました。

(塩田知事)「最近の感染状況を踏まえて飲食店関係者、交通事業を含め対象を広げて、どんどん声をかけて予約を埋めたい」

県は大規模接種でワクチンに余りが出た場合は、事前に了承を得た各施設の関係者に電話連絡し、接種を呼びかけることにしています。