県の感染警報継続 鹿児島市・霧島市で時短要請2週間
鹿児島県は新型コロナウイルスの感染が「下げ止まっている」として、警戒基準の「ステージ3」を維持し、独自に発表している「感染拡大警報」を今月20日まで延長することを決めました。飲食店の営業時間短縮は、鹿児島市と霧島市では2週間延長し、出水市では解除します。
県は4日午後、対策本部会議を開いて、県内の感染状況を分析し、その後の会見で警戒基準「ステージ3」と、独自の感染拡大警報を6日の期限後も2週間延長し、20日までとすると発表しました。
そして、現在、鹿児島市、霧島市、出水市に出している飲食店の営業時間短縮要請については、鹿児島市と霧島市では6日の期限を今月20日まで2週間延長し、協力した飲食店には売り上げに応じて中小企業で35万円から105万円、大企業で上限280万円の協力金を支給します。
一方、出水市については「感染者数が減少している」として、6日で解除します。
そして、時短要請が延長される鹿児島市と霧島市では、感染者をいち早く見つけるために、飲食店の従業員や児童施設の職員を対象に、PCR検査を行う方針です。
さらに、県内の高齢者施設での感染拡大を防ぐため、新型コロナへの感染を判定する抗原簡易キットを施設に配布すると発表しました。
県の「感染拡大警報」が延長される中、県は県民に対し、感染が拡大している地域との不要不急の往来自粛など、感染拡大防止に努めるよう呼びかけています。