新型コロナ 県内で新たに5人確認 変異ウイルスも2人確認

鹿児島県内では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5人確認されました。また、すでに感染が発表された県内の男性2人から変異ウイルスが確認されたと発表しました。

新たに感染が確認されたのは、鹿児島市の10代から70代の男女合わせて5人です。5人のうち70代の男性2人と40代の男性の合わせて3人は今月26日、鹿児島市が発表した接待を伴う飲食店の感染者集団=クラスター関連で、このクラスター関連の感染者は31人となりました。20代の男性はこれまでに発表された感染者の接触者で、もう1人の10代女性は感染経路が分かっていません。

県内の感染者の累計は1817人となりました。28日時点で48人が医療機関などで療養中で、うち2人が酸素投与が必要な中等症です。

また、県は、すでに感染を発表した県内の男性2人から変異ウイルスが確認されたと発表しました。男性2人は、3月下旬に発症し、現在入院中でこれで県内の変異ウイルスの感染者の累計は7人となりました。
県は「不特定多数の人との接触は確認されておらず、県内で変異ウイルスの感染が広がっているような状況ではない」として、県民に冷静な行動を呼びかけています。