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明治元(1868)年11月23日 欧米公使が天皇に謁見

東京では欧米主要国の公使が天皇に謁見しました。
東京城では、きょう西の丸御殿で、天皇とイギリス・アメリカ・北ドイツ連邦公使との謁見が行われました。出席したのはイギリス公使パークス、アメリカ公使ヴァン・ヴァルケンバーグ北ドイツ連邦公使マックス・フォン・ブラントです。新政府は、今年1月に日本に公使を置く欧米6か国に王政復古の国書を渡し、幕府にかわり新政府が政権を担うと通知していて、薩摩・長州と緊密な関係にあるイギリスは、今年閏4月に他国に先駆けて信任状を提出しています。これに遅れること7か月、アメリカと北ドイツ連邦はきょう新政府を承認する信任状を提出しました。

パークスらは天皇と謁見したあと高輪のイギリス公使館で祝宴を開いたということです。
一方、きのうはフランス、オランダ、イタリアの公使も天皇に謁見し、信任状を提出しました。

これによりイギリス、アメリカ、北ドイツ連邦、フランス、オランダ、イタリアの主要6か国全てが新政府を承認し、正式な外交を結んだことになります。