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慶応4年7月6日 東北の内戦 欧米も情報収集

きょうは慶応4(1868)年7月6日です。東北地方では新政府と旧幕府側の内戦が続いています。欧米もその推移に関心を持ち、情報を収集しているようです。

東北や北越では、新政府軍と旧幕府側の奥羽越列藩同盟との戦争が各地で続いています。欧米各国は、日本の内戦について中立の立場をとっていますが、情報収集をおこなっています。

イギリス公使の書記官アーネスト・サトウは、大久保利通や小松帯刀ら新政府幹部と会食し、東北地方の情勢を聞こうとしました。

しかし、大久保は多くを話さず、前宇和島藩主で新政府議定の伊達宗城が奥羽越列藩同盟側の仙台藩へゆき、会津藩と手を切るように説得するという件だけでした。

欧米の商人の中には、列藩同盟側に兵器を売り渡している者もいて、新政府は近く諸外国の代表にあてて、新潟港の封鎖を通告する方針です。