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地域のあすを語る 鹿児島未来170人会議

きょうは、今月26日に行われた、170人が鹿児島の未来を語る「鹿児島未来170人会議」を取り上げます。
5回目となったこの会議、参加者の熱い思いが飛び交いました。濱田レポーターの報告です。

creativity&friendshipウミナリ伊藤明子さん
「薩摩焼の里美山をもっと活性化させたい。ですが、薩摩焼だけを見ていても、薩摩焼の活性化は難しいような気がしています」

原田学園鹿児島キャリアデザイン専門学校平原大志さん
「この鹿児島独自で映画を作って、そして見ていただき、それが産業となって文化となることを夢みています」


「170人」。この人数は鹿児島県の人口およそ170万人の0.01パーセントにあたる人数です。

その170人が集まり、議論するイベントは鹿児島天文館総合研究所・Ten-Labが県の委託を受けて開催しているもので、対話を通じて地域の課題に向き合い、解決するための方法やその後の鹿児島の未来の姿を話し合い参加者同士で共有します。

鹿児島の未来に向けて何ができるのか?
参加した170人は事前に申し込んだ学生や自営業者、会社員らで10代から70代までの幅広い年代が集まりました。

鹿児島大学教育学部第2回ココカラカイギKAGOSHIMA代表 後藤宏太さん
「私たちは自分と向き合おうとしている人に寄り添いたい。そんな思いでやっています。私たちが目指しているもの、それはひとりひとりが将来、あるいは自分の未来がわくわくしている状態。こんな社会になればいいなと思っています」

まずは、その中から20人がプレゼンターとして登壇。活動拠点をもつそれぞれの地域での取り組みや、チャレンジしたいことを制限時間1分で発表しました。

一級建築士事務所studioKANRO内野康平さん(種子島に拠点)
「昔の役所にあたる建物(庄屋)を使ってほしいとの依頼を受け、私たちはその場所を宿泊ができて、食事も楽しめ、かつ島内外のアートや表現ができる舞台のような存在。人も素材もメイドイン鹿児島で作ろうというのが、SHOYAプロジェクトです」

ハンガリー出身・ジャーナリスト(鹿児島在住)サンディー・ユハスさん
「ハンガリーも温泉大国、黒豚みたいな貴重な豚はハンガリーにもいる。桜島のような風景がハンガリーにあります。驚いたでしょう?ホンノコテ?本当です!そういうハンガリーと鹿児島を本というものでつなげていきたい」

それぞれのスタイルで発表した20人の熱い思いに参加者らもじっくりと耳を傾けていました。

「初めて来ました。こんなにいろんなエリアで活動されている人がいるっておもっていなかったのでおもしろかったです」

「(170人会議に)出たくて、今回は夢がかなえられてうれしいです。みんながそれぞれの夢を持ってそのために努力していく、そういうような鹿児島に住んで本当に幸せです」

「若い人から高齢の人まで、いろんな人がいらっしゃるので、いろんなアドバイスをくれたりするのですごい刺激的。いろいろ人脈が広げられたなと思っています」


会を通じて参加者に新たな出会いやつながりのきっかけを。その場となるのがワークショップです。

ワークショップでは興味のある発表者のもとに集まり40分間で意見を交わします。

今回初めて参加した曽於市のお茶農家の橋口まゆさんはさまざまな意見を聞き刺激を受けたと話します。

橋口製茶舗 橋口まゆさん

「自分にない考えがいろいろあって、農業の分野ではVRとかIT系を自分たちで使ってやってるということがないので、違う視点から見ることができ、新鮮な気持ちになった」

鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab総合プロデューサー河野礼奈さん
「ただ伝えるだけで終わらない。来ている人と一緒に考えるところまでいくことが、ひとりひとりにとっての舞台になっているなと思っている。そういう思いがちょっとずつ受け止められてチャレンジできるような場所でありたいと思っている」

これまでの4回の170人会議で発表した人は51人。会議で参加者が発表したプロジェクトの実現や、対話をきっかけにしたイベントの開催などそれぞれの思いが形となり始めています。
今回の会議で新たなつながりを得た参加者が地域でこれからどのような活動を広げていくのか更に注目です。