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明治元年12月20日 新政府の文書 朝鮮受け取り拒否

きょうは明治元(1868)年12月20日です。新政府は朝鮮に新政府成立を通知する文書を出しましたが、朝鮮側が、文書の受け取りを拒否していたことが分かりました。

旧幕府と朝鮮はともに鎖国政策を原則としていましたが、朝鮮通信使が江戸を訪れるなど国交がありました。

しかし、新政府は朝鮮と外交関係を結べておらず、旧幕府のころから長く朝鮮との外交事務を務めていた対馬藩に朝鮮との接触を命じました。
対馬藩主の宗義達は、家老の樋口鉄四郎を使者として派遣し、きのう釜山についた樋口は外交窓口の東莱府に新政府成立を知らせる国書を提出しましたが、朝鮮側は受け取りを拒否したということです。

朝鮮側が問題としたのは、国書の形式です。
これまで対馬藩は国書に朝鮮国王から贈られた印鑑を使っていましたが、今回の国書には、新政府が用意した印鑑が押されていました。差出人や宛名の書式も以前と異なることなどから、朝鮮側は「国書の格式に合わない」として樋口らを使節として扱わず、即時退去を言い渡したということです。

新政府と対馬藩は、朝鮮に対し日本の統治体制が変わったことを引き続き訴える方針だということです。