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鹿屋市の地域おこし協力隊の室田さん

鹿屋市の高隈地区で隠れた魅力に光を当てようと奮闘する地域おこし協力隊員、室田恵介さんです。

鹿屋市の地域おこし協力隊員、室田恵介さん(33)。
鹿児島市出身で高校卒業後、大学から関東に行きメーカーなどで仕事をしていました。ふるさとの鹿児島で働きたいという思いが強くなり、鹿屋市の「地域おこし協力隊」に応募。採用が決まり、今年7月から「かのや地域資源クリエーター」という肩書きで働いています。

鹿屋市は、小学生の時に、4年間過ごしていましたが、知らないことのほうが多いといいます。
「かのや地域資源クリエーター」の任期は3年で、1年目は、鹿屋市高隈地区の活性化を目指す活動を行っています。
今月2日、室田さんは、地元の人たちとおよそ2時間の街歩き。高隈地区の史跡などを確認し、古い街並みの中に、観光資源になるものはないか探し歩きました。

(室田恵介さん)「(高隈)麓地区を回ったが、車でこの辺を走っていても、全然分からないことが、たくさんあるので、地元の方にいろいろ話しをしながら教えていただくと、すごくためになる」


鹿屋市中心部から北におよそ10キロの高隈地区は、山間に田んぼが広がる緑豊かな集落です。人口は1558人(8月末現在)ですが、高齢化率は46パーセントと高く、少子高齢化と人口減少に直面しています。

高隈地区が今目指しているのは、「高隈の恵みを活かし、人々が集う郷づくり」です。今月3日夜、高隈地区コミュニティ協議会の事業部会の会合が開かれました。

(室田さん)「高隈はいいところで、自然もきれいで、人も良くてですね。ただ、その高隈の人がその魅力を魅力として、思っていないというか、『何もないよ』と言う方もいるので、自信を持っていただきたいというところが、課題かなと思っています」

地域の観光振興について話し合う会合で、室田さんは、地元の人たちに溶け込み、意見を交わしました。
この日は、高隈地区の観光振興について、発表しました。

(高隈地区コミュニティ協議会事務局 西前智美さん)「好青年で、すごく高隈のことについてとてもやる気のある方なので、地域の方ともすごく仲良くなってですね、3か月しか経ってないんですけど、自分からすごくコミュニケーションをとろうと頑張っている」


鹿屋市上高隈町では、今年3月古い石蔵が改修され地域の交流施設に生まれ変わりました。

この石蔵を地域内外から人が集まる場所にしようと考えた室田さん。今年8月から1か月に1日だけ開く「石蔵カフェ」をオープンさせまています。

(室田さん)「この石蔵、リノベーションされて、いい感じであって、何か活用していいんですよという話しだったんで、自分が思いつくのは、とりあえずカフェで人を集めて行けばということだった」

今月6日、3回目の「石蔵カフェ」。コーヒーを無料で提供して、ゆっくりとした時間を過ごしてもらおうという取り組みは、徐々に浸透しています。

この日は、室田さんの「コーヒーの入れ方教室」や国際交流員による「英会話教室」などもあり、石蔵はにぎわいました。

(訪れた人は)「中々こっちに来ることがないから、良かったでした」
(高隈町内会長 吉永浩二さん)「こういうふうに新しい風が高隈の方に浸透していけば、もうちょっと若い人たちが集まってみえるんじゃないかと」

(室田さん)「高隈は本当にいい所なので、いい所を壊さないように、ちょっと自信を持っていい所なんですよというのを、地域の人にも分かってもらえてということができたらなと思います」

室田さんが地域の魅力を高めようと石蔵で始めた取り組み。高隈に新しい風を吹かせつつあります。

次回の「石蔵カフェ」は、来月3日です。次回から、参加料100円です。お問い合わせは高隈地区コミュニティ協議会0994-45-2525にお願いします。