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地域の子どもと情報発信 桜島・米藏雄大さん

今年の春に桜島の改新地区に移住した米藏雄大さんを紹介します。

小学校が廃校となり、地域に子どもの声が少なくなる中、周辺の子どもたちと一緒に地域を発信する取り組みを始めました。

桜島の南側に位置する鹿児島市古里町の改新地区です。住人およそ130人のうち7割ほどが65歳以上の高齢者が暮らすこの地区に移住してきたのが湧水町出身の米藏雄大さん(30)です。米藏さんは愛知県で働いていましたが、いずれ鹿児島に戻りたいという気持ちがあり、今年3月、以前、祖母が住んでいた桜島の改新地区に移住しました。

(米藏雄大さん)「(改新地区について)どういう状況かは知っていた中で、引っ越してきた。地域の人たちが80年間、70年間培ってきたものや思いを引き継ぎながら新しい形に変えていくのが私たちの若いものの役割かなと思っています」
移住からおよそ8か月。一般社団法人 folklore forest(フォークロアフォレスト)を立ち上げ、地域と連携した教育などを支援する活動を行っています。

米藏さんの住む改新地区がある古里町では、人口減少などから小学校が20年前に休校になり、2014年に廃校しました。古里町の子どもたちは、地域外の学校に通っています。

米藏さんは、子どもたちに「ふるさと」への愛着を持ってもらおうと子どもたちと一緒に地域や学校をPRする動画とポストカード制作のワークショップを始めました。

参加しているのは東桜島小学校と中学校に通う10人ほどの子どもたち。
古里町に住む子どもたちが、この地域の魅力を教えてくれました。

「自然がいっぱいでいろいろな魚がいるところ。楽しい動画を作りたいこのふるさとのことを教えたい。」

「周りを海に囲まれていて、魚とかたっぷりいる。(桜島は)灰が降って大変そうだと思うけど、あまり大変じゃないところを教えたい」

動画とポストカード制作について、子どもたちが関わることで地域の現状を知るきっかけとなり、いつか進学や就職で離れても、桜島を心に残して欲しいからと、米藏さんは話します。

「今回を通じて何かこういうの作ったよね。というのを思い出して、戻ってきて。やはり外に出るのは仕方ないんですけど。桜島のために何かしたいよねというようになれば良いなと思います」

改新小学校周辺を歩き子どもの視点で感じたふるさとの風景。少子高齢化の現状がある一方、子どもたちが、地域の大人や同世代と交わる中で、ふるさとの未来を考えられる人になってほしいという思いがあります。

「こどもが少ないので、若い人も少ないので、大人と何かを一緒にするという体験がいいかなと思っています。それが結果、今後こういうふうになりたいなであったりとか、桜島をこうしていきたいなと思うきっかけになると思うので、自分が出来ることを生かしてもっと元気になれば良いかなと思っています。」

動画とポストカードは来年2月に完成する予定で、地域でお披露目会を行った後、インターネットなどを通じて発信していきたいとしています。