MBC・NHKの「さつま狂句」の選者として、また、県さつま狂句「さんぎし会」及び「川内がらっぱ狂句会」の指導者として長年「さつま狂句」の発展と普及に絶大な功績を残された有馬武蔵(雅号「二刀流」)先生が、本年1月14日に91歳でご逝去されました。
そこで今回、この偉大な郷土の文人のご遺徳をしのび、先生の作られた多くの作品を広く市民に紹介する目的で、5月22日~27日まで川内まごころ文学館において展覧会を開催しました。
挿絵入りの作品が好評で、連日、市内外からの入場者が絶えませんでした。
岐阜県、神奈川県等県外からの来場も3~4名ありました。
さつま狂句の原則は「鹿児島方言」「5・7・5」「狂句味」でありますが、特に、鹿児島弁の難しさをイラスト画が補ってくれ、また、主催者の一員による解説もあり、観客の皆さんが作品を楽しく鑑賞されていました。
手前みそではありますが、会場のレイアウト、作品の展示、設営等いずれも会員の一致協力で立派な展覧会となったと考えます。この展覧会を通して、「さつま狂句」に対する一層の興味・関心が深まったものと考えます。