かごしま弁研究家・かごしまことば塾 塾長 橋口 滿さん (71歳)
■プロフィール
昭和22年 (1947年) 曽於市大隅町岩川生まれ
昭和48年 (1973年) 立正大学 国文学科卒業
千葉県の小中学校教諭を経て、教頭・校長歴任
平成20年退職、同年鹿児島に帰省、現在に至る
中学校2年生の時、廃れ行く鹿児島方言に危機感を抱き、
方言調査・収集を開始。爾来58年、その研究を続ける。
県内の本土・島嶼の方言調査・収集をした箇所は5,000箇所。
調査協力者は約1万人。集めた方言語彙数は現在約15万語彙。
ゴンザに関する研究暦30年
ゴンザの存在やその著書をはじめて見出し、日本に紹介した
前 九州大学教授でウラル・アルタイ語の研究者・村山七郎
先生に師事。
ゴンザの薩摩語資料から、1,000人を対象に徹底した西海岸
一帯の方言調査を開始、28年かけて研究。
ゴンザの出身は、いちき串木野市羽島説を提唱。
いちき串木野市在住の川口勝則氏(羽島史跡顕彰会長)と
連携し、県知事に「方言の日」制定について提案。
昨年11月の第3週に「方言週間」という形で実施の運びとなる。
平成16年11月 「鹿児島県民表彰特別賞」「南日本文化賞」受賞。
■著書
○方言に関する著書
「鹿児島方言大辞典・上下2巻」(高城書房)
「残しておきたい鹿児島弁・全7巻」(高城書房)
「鹿児島県方言辞典」(桜楓社)等 32冊
○歴史・民俗・薩摩狂句に関する著書 10冊
○ゴンザに関する著書「漂流からの生還」(高城書房)
「第2回鹿児島方言週間フェスティバル」
とき 11月10日(土)11日(日)11:00~15:00
ところ かごしま県民交流センター
内容 方言パフォーマンス・地域の方言の展示ブース
ゴンザ生誕300年記念講演会・かごしま弁検定など