世界一の九州が始まる! 『茶レンジ!日本のお茶文化を世界へ』6月26日(日)午前10時15分~放送(MBC制作)

去年、お茶業界の勢力図が変化した。産出額で50年以上トップに君臨してきた静岡県を鹿児島県が抜き、初めて首位に立ったのだ。その後、再び静岡県が首位に返り咲いたものの、これまで知名度の低さに悩んできた鹿児島のお茶業界は沸いた。

大規模な茶栽培に取り組む会社の一つが「鹿児島堀口製茶」。茶摘み機や除草機械を自動化するなどスマート農業を推進し、環境保全片型の農法にも早くから取り組んできた。

活躍するのが、大型機械の数々だ。その名も「茶畑戦隊 茶レンジャー」。水と風で害虫を吹き飛ばす「ハリケーンキング」、雑草を蒸気で除草する「スチームバスターSL」など、5台のオリジナルマシンを運用。業界から注目を集めている。

新しい技術を積極的に取り入れているのが副社長の堀口大輔(ほりぐちだいすけ)さん(39)。
抹茶の需要が高まっている欧米への展開を視野にてん茶工場を新設するなど、海外展開にも着手。「カクホリ」や「ティーエット」といった新ブランドも立ち上げ、茶作りを進化させてきた。

堀口さんの夢は、日本のお茶文化を世界に広めること。去年は、食のオスカーとも呼ばれる国際コンテストで三つ星の金賞を受賞。世界からのお墨付きをもらった。夢は現実に近づいている。