地域防災 垂水市の備えは?

去年9月の台風16号で大きな被害を受けた垂水市。
再び本格的な雨や台風のシーズンを迎える中、災害への備えなどを取材しました。

去年9月、大隅半島を直撃した台風16号。垂水市では1時間に154ミリもの記録的な大雨が観測されました。


牛根麓では山から流れ出した土砂で磯脇川にかかる国道220号の磯脇橋が流されました。


また、本城川沿いでは多くの住宅が浸水し下流にかかる中洲橋は中央付近で折れ曲がり渡ることができなくなりました。

磯脇川の土砂などの撤去は、ほぼ完了しましたが護岸には今も土のうが積まれ仮設の橋での通行が続いています。
架け替えられることになった中洲橋は完成までまだ2年以上かかる見込みです。

海岸沿いの地域など背後に山が迫る地域も多く過去、たびたび台風や大雨の被害に見舞われている垂水市。
5/10、市は去年の台風で被害を受けた現場などを回り、災害のおそれがないかなど点検しました。


道路の一部が崩れて通行止めが続いている現場や去年、土砂崩れががあった現場などを回り、現状や工事の進み具合などを確認しました。
尾脇雅弥・垂水市長:「(台風被害から)あれからかなり時間が経ったが、改めて現場を見て、すごい災害」

垂水市市木地区では去年の台風でがけ崩れがあちこちで発生し、地域を流れる河崎川が土砂で埋まりました。
高齢化が進む市木地区。去年の災害で人的被害はありませんでしたが自主防災組織の会長をつとめる永吉信矢さんはいざというとき地域で協力して避難するよう日ごろから意識を高くもっておかなけらばならないと話します。

垂水市市木地区自主防災組織永吉信矢会長:
「この地域は、毎年大なり小なりの災害があるんですけど、平成16、17年度以降、大きな被害を受けました。民生委員とか、地域の町内会長とか、力を合わせてですね、これから要介護の人たちを早めに避難させることを心がけたい」

市木地区ではより近くの避難場所に住民が避難できるよう隣の地区と申し合わせるなどして備えています。

尾脇雅弥・垂水市長:
「今年に関しては、去年の被災をした場所が完全復旧までいかないエリアもありますので、特にそういうエリアにお住まいの皆様には、例年より早い対応を心がけていただく。もちろん、我々としても、早めの情報発信をして、避難していただく」

いまだ、去年の台風被害の爪あとが残る垂水市。


災害から身を守るためには情報に注意し早目の避難を心がけることの重要性が改めて意識されています。