慶応3年11月14日 坂本龍馬 永井尚志と会談

きょうは慶応3(1867)年11月14日です。土佐の坂本龍馬は、幕府・若年寄格の永井尚志と会談しました。薩摩・長州など倒幕派とも幕府側ともつながりを持つ龍馬の思惑は?歴史家で作家の加来耕三さんに聞きました。

新政府綱領八策

龍馬は新政府の構想として今月に入って「新政府綱領八策」を示しています。そこには「幅広い人材の登用」や「憲法の制定」「議会政治の導入」などが書かれています。

龍馬は、きょう慶喜の側近・永井尚志と会談し、「薩摩・土佐の力で平和的な王政復古が可能です」と話し、永井も賛同したとのことです。

龍馬

新政府樹立へ向け幕府側とも積極的に接触を重ねる龍馬。大政奉還後も実権を握る幕府と、武力討幕を視野に準備する薩摩・長州の間にあって、よりよい新政府と議会のあり方を模索しながら、各勢力と対話を重ねているといいます。

加来耕三さん

(加来耕三さん)「問題は新しくできる政府の議会が、薩摩長州寄りなのか、それとも幕府寄りになるのかということ。龍馬としては薩摩長州も一大勢力。幕府はもちろん一大勢力。これに変わる第3の極を作りたいわけです。両方にバランスを取りながら入っていきたいわけです。そのために彼は存在したと私は思っている。」
新国家樹立へ向け奔走する龍馬。その存在感が一段と高まっています。
以上、幕末ニュースでした。