慶応3年11月10日 新政府へ向け動きを続ける龍馬

きょうは慶応3(1867)年11月10日です。大政奉還後の新政府をめぐる動きが活発化しています。土佐の坂本龍馬は、幕府との折衝などで動きを続けています。

上洛を要請

新政府樹立に向けて動く土佐の坂本龍馬は、先日、越前福井藩の松平春嶽に新政府参加を促し、上洛を要請。これを受けて春嶽は、きのうまでに京都入りしました。

千万の兵を得た気持ち

龍馬はきょう、京都にいる福井藩家老の中根雪江に手紙を書き、「千万の兵を得た気持ち」と感謝を伝えました。その上で、福井藩の財政改革に手腕を発揮した三岡八郎を、新政府の財政担当として上洛させるよう依頼し、「三岡の上京が一日延びれば、新国家の財政成立が一日延びます」と訴えています。

また、龍馬は、きょう徳川慶喜の側近、永井尚志を訪問しましたが、留守で会えなかったと記し、「談じたい天下の議論が数々あります。明日また訪問するので、同行をお願いします」と依頼しています。

才谷

新国家樹立に奔走する龍馬ですが、幕府にそむく罪人として、手配され、京都見廻組など治安機関が行方を追っていて、今回の手紙の封筒には、「才谷」の偽名が使われています。
以上、幕末ニュースでした。