慶応3年11月8日 岩倉具視 朝廷復帰への見込み

きょうは慶応3(1867)年11月8日です。倒幕急進派の公家、岩倉具視。京都の郊外に追放され、政治の表舞台から遠ざけられていましたが、朝廷への復帰を許されました。

岩倉具視

もともと、幕府に対して朝廷の発言力を高めようと考えていた岩倉具視は、6年前、公武合体に賛成し、皇女・和宮と先代将軍・徳川家茂の結婚を推進しました。
しかし、その行動が「幕府寄り」とみられ、5年ほど前に全国で高まった尊王攘夷運動のあおりを受けて、朝廷から追放。京都郊外の岩倉村で謹慎生活を送っていました。

倒幕の急進派

岩倉は、謹慎中、西郷隆盛や坂本龍馬らと交流し、倒幕の急進派となり、武力倒幕を命じる天皇の命令、「討幕の密勅」が薩摩と長州に下るよう政治工作を行ったと言われています。岩倉は、きょう郊外から京都内へ戻ることを許され、朝廷へ復帰する見込みになりました。

要注意人物

薩摩・長州にとっては追い風ですが、幕府にすれば武力倒幕派の要注意人物が朝廷に復帰することになり、関係者が動向を注視しています。
以上、幕末ニュースでした。