慶応3年10月18日 大政奉還 許可の背景

きょうは慶応3(1867)年10月18日です。大政奉還は、土佐の提案から許可まで10日あまりという早さで進みました。その背景は?歴史家で作家の加来耕三さんの解説です。

大政奉還

幕府が政権を朝廷に返上する大政奉還。
10月3日に土佐から提案を受けた将軍・慶喜は、14日には朝廷に大政奉還を願い出て、15日には許可されています。
武力倒幕も計画される中、慶喜が大政奉還を受け入れたのには、新政権で主導権を握る狙いがあったといいます。

加来耕三さん

(加来耕三さん)「政権を返したとしても彼(慶喜)の実力400万石というのは日本一なんです。日本一大きい大名に帰って、新しい政権の中で議会が召集される。そこへ参加したら間違いなく慶喜支持が圧倒的に全体を占めるわけです。じっとしてても勝てるわけですから、大政奉還することのほうがかえって楽なわけです」

討幕の密勅

朝廷に政権運営能力はないとみて、今後も実権を握ろうと狙う慶喜。一方、討幕の密勅を得た薩長は、武力行使の機会をうかがいながら幕府側の動向を注視しています。
以上、幕末ニュースでした。