武力倒幕へ向け準備進める 西郷、大久保

慶応3年の8月は、武力倒幕に向けて準備を進めている西郷隆盛と大久保利通は大坂や京都を行き来する中、手紙で何度かやりとりをしています。

武力倒幕へ向け準備進める

8月15日に久光に付き従い大坂へくだっていた大久保でしたが、8月下旬になると京都に帰ってきています。これと交代に23日には西郷が大坂に下ることになっていました。西郷は大久保に対し手紙で引継ぎ事項を伝えています。

武力倒幕へ向け準備進める

その手紙によりますと、「6月から御所の警備をしている大村藩士の中に、藩主に進言して兵を京都に出し、薩摩藩と一緒に勤皇の志を達成しようという者がある。しかしこれが幕府の目にとまり、大村藩では兵に帰国を命じたが、現在京都にいる者の中には、数人でよいので薩摩藩邸内に残してほしいという頼みを受けているので、よろしくお願いする」と伝えています。

武力倒幕へ向け準備進める

手紙からは、武力倒幕を目指し、西郷と大久保が水面下でさまざまな調整を行っていたことや、勤皇の志士たちが幕府に対抗しうる存在として、薩摩を頼りにしていたことがうかがえます。
以上、幕末ニュースでした。