倒幕計画 調整役の小松帯刀

倒幕計画のこう着状態をなんとか打開しようと、調整役として奔走している薩摩藩家老の小松帯刀。小松はどのような思いで、難しい舵取りをどう行っているのでしょうか。

調整役の小松帯刀

政局の最前線・京都にいる小松帯刀は、幕府や有力諸藩、朝廷の間を飛び回り、政治工作や交渉を担当しています。徳川慶喜も小松を信頼していて、3年前の禁門の変では朝廷に参内する際、小松をたびたび同行させていました。倒幕に向かう薩摩の中で、小松は難しい舵取りを迫られています。

調整役の小松帯刀

市村哲二学芸専門員「帯刀は慶喜との関係を切りたくはない。だからといって(大政奉還を目指す)土佐に完全に同調すると、(武力倒幕派の)西郷、大久保ら強硬派との関係に亀裂が入る。難しい役回りを演じていた。」

調整役の小松帯刀
薩摩藩内でも武力倒幕派と反対派の間で対立が起きています。小松は藩の分裂を避けるため、慎重に物事を進めています。

市村学芸専門員「武力は威力として用いながら平和的な政権交代を行うことが帯刀の最終的な狙い。」
藩内だけでなく長州、土佐、幕府とも向き合う小松。今後も重要な役割を果たしていきます。
以上、幕末ニュースでした。