慶応3年8月29日 小松帯刀 調整に尽力

慶応3(1867)年8月29日です。倒幕に向けて歩みを進めながらも、長州や土佐との連携が不調でこう着状態にある薩摩。家老の小松帯刀や桂久武が、調整に奔走しています。
薩摩藩家老のうち、小松帯刀は京都で桂久武は薩摩にいてそれぞれの役割を果たしています。

県歴史資料センター黎明館市村哲二学芸専門員
「小松は京都の政局に関わる、藩を代表する立場として重要な役割。京都の公家や一会桑政権との交渉、折衝を行っていた。桂は主に国許のまとめ役。まさに車の両輪だった。」

特に政局の最前線にいる小松は、朝廷、幕府、有力諸藩との調整で、難しい役目を担っています。

市村学芸員
「いろんな人物ともうまく渡り合えることが小松の最大の長所。幕末の政局で小松の存在が非常に重要。
人間関係調整能力に長けた小松が上にいたからこそ、個性の強い西郷、大久保らをうまくまとめてリードできたと思われる。」