慶応3年8月28日 幕府 諸藩に拠出金求める

慶応3(1867)年8月28日です。
幕府は諸藩に、朝廷の内裏を新造するため、1万石につき75両を出すよう申し付けました。
薩摩藩は島津斉彬の曽祖父・重豪の時代に、500万両とも言われた膨大な借金の処理を命じられた調所笑左衛門が財政改革や農政改革を断行。密貿易などで財政を回復させました。

しかし、その後の薩英戦争、英国留学生、パリ万博出展など臨時出費がかさみ、藩内の武力倒幕反対派によりますと、現在は藩の金庫が空で、日々の経費にも苦労しているということです。

今回、幕府が諸藩に拠出を命じた朝廷の内裏の新造費用は、1万石につき75両。俗に薩摩藩は77万石と言われ、これをあてはめると5700両あまりの出費を強いられることになります。円に直すと数億円から10数億円になるとみられる出費は薩摩藩にとって大きな痛手ですが、倒幕の後ろ盾として、朝廷と緊密な関係を築こうとしている薩摩藩としては断りづらい内容です。