慶応3年8月25日 後藤象二郎ら浦戸港に到着

きょう、土佐藩の重役・後藤象二郎と、高官の寺村左膳・真辺正心の三人が、大坂に向かうため、土佐の中央、浦戸港に到着しました。後藤らは兵を率いて8月17日頃に、京都へ到着する予定でしたが、長崎でイギリス水兵2人が殺害されたイカルス号事件の処理で出発が遅れていました。3人が向かう大坂には、薩摩藩の島津久光がいて、後藤が土佐藩の兵を率いて上洛するを待っている状況です。しかし、土佐藩では、山内容堂が平和的な大政奉還を幕府に提案する方針を固めていて、土佐が京都に兵を向かわせることはありません。

後藤ら3人の上洛も、大政奉還を進めるためと見られています。薩摩と長州、土佐の間で幕府に対する方針の違いが表面化しつつある中、長崎では、坂本龍馬が岩崎弥太郎や佐々木高行を訪問し、今後の薩摩・長州・土佐の関係修復について話をしています。