慶応3年7月28日 西郷とサトウの会談の内容

慶応3(1867)年7月28日です。大坂にいる西郷隆盛とイギリス公使の通訳アーネスト・サトウとの会談の内容についてお伝えします。
大坂の薩摩藩邸で行ったサトウとの会談で、西郷は倒幕後の新政府について「国民議会を設立するべき」として国民参加の議会をつくる構想を主張しました。

これを聞いたサトウは自らの手記に、「狂気じみた考え」と書き残しています。
県明治維新150周年推進室吉満庄司専門員「『狂気じみた考え』という表現だが、ニュアンスとしては『驚いた』という感じ。封建制の世の中で『議会設立』というのはあまりに先進的。
西郷の口から出たことにはサトウも驚いた。」
西郷の議会設立の構想は土佐との間で結ばれた「薩土盟約」にも盛り込まれています。
薩摩と土佐が目指す新政府構想の柱になるもので、「議員は、公卿や諸侯、藩士、庶民に至るまで、正義の者を選挙で選ぶ」とされていました。
吉満さん:「西洋の民主主義の考えも入ってきている。土佐の方向性もふまえて、西郷の思いも確定していったのでは」