慶応4年6月8日 両国の花火 5年ぶり開催

江戸では両国の川開きで、今夜は花火の打ち上げがあります。

江戸・両国の隅田川界隈では、川開きの日に花火の打上げが恒例となっています。

両国の花火は、現在の慶応4年からさかのぼること130年余り、享保年間から行われています。しかしここ最近は、国内情勢が緊迫した影響で4年前の文久4年から中止されていました。江戸の人たちにとってはひさしぶりの花火で両国は大変な賑わいとなっています。

川には、花火見物の舟がぎっしりと集まり動けないほどで、舟でせき止められた隅田川の水かさは、60センチほど増しているということです。
周囲の茶屋も満席で、屋根や塀に頑丈な桟敷を架けて見物客を入れています。

先月は上野戦争が起こるなど治安は安定せず、先行きの不安も多い中、江戸の人たちは大いに盛り上がっています。江戸に駐屯する薩摩藩兵も、しばし心を和ませるのではないでしょうか。