慶応3年4月28日 島津久光 諸卿を訪問

島津久光 諸卿を訪問

きょうは慶応3(1867)年4月28日です。来月の四侯会議に向け、島津久光が、朝廷の要人を訪問しました。会議に向けての根回しと見られます。
幕府に代わって有力な藩による合議制の政治を行うための四侯会議を来月に控え、
久光はきょう摂政・二条斉敬と中納言・飛鳥井雅典ら3人を訪問し、朝廷工作をおこないました。

島津久光 諸卿を訪問

3人の中でも特に二条斉敬は、左大臣関白兼任で、現在摂政もつとめ、朝廷の中心人物として重要な問題に対処してきた人物です。
また飛鳥井雅典は、幕府と朝廷の仲介役をつとめる武家伝奏の役職にあります。
どちらも朝廷の要人でありながら、幕府と関係の深い人物としても知られており、久光としては、彼らを自らの立場を伝えて取り込むことで、今後の政局を有利に運ぼうという意図がみえます。来月開かれる四侯会議に向け、薩摩の島津久光は4月12日、宇和島の伊達宗城は15日、越前の松平春嶽は16日にすでに到着しているものの、土佐の山内容堂の到着が遅れています。