慶応3年12月22日 薩長と旧幕府 緊張高まる中で・・・

新政府を主導する薩摩・長州と、旧幕府との間で、緊張が高まる中、本格的な武力衝突を避けようとする動きも見られます。

薩摩など新政府の武力倒幕派と旧幕府の主戦派は、京都や江戸で互いに挑発行動を行っています。

緊張が高まる中、新政府は、きょう(22日)「政治の重要事項は天皇が決めるが、旧幕府政治の良い部分は変更しない」と発表しました。

また、新政府は、徳川慶喜に400万石の領地返還を命じていましたが、新政府の議定、尾張の徳川慶勝と土佐の山内容堂らは領地が少しでも慶喜に残るよう、動いています。

旧幕府側の不満を和らげ、武力衝突を避ける狙いがあるとみられます。

一方で、土佐など新政府内の親幕府派のまき返し工作の側面もあり、新政権の主導権を巡る駆け引きが続いています。

王政復古を主導した薩摩は、親幕府派と慶喜両方の動向をにらみながら、難しい舵取りを迫られています。