慶応3年12月21日 新政府と旧幕府 緊張高まる

きょうは慶応3(1867)年12月21日です。京都周辺や江戸で新政府側と旧幕府側の間で小競り合いが起き、緊張が高まっています。

伏見

朝廷に入った情報によりますと、京都と大坂を結ぶ伏見では、奉行所に旧幕府軍の兵が集まり、民家に押し入って略奪行為を行っているということです。新政府から薩摩・長州などに伏見警備の命令がくだりました。
伏見の御香宮神社の薩摩藩部隊と新撰組との間に、小競り合いが発生しているとの情報もあります。

小競り合い

一方、江戸では、旧幕府寄りの商人の屋敷を襲撃する「御用盗」が世間を恐れさせています。西郷隆盛の密命を受けた薩摩藩の益満休之助らが指揮をとり、武装した50人ほどが活動しているとみられます。

益満休之助

新政府の武力倒幕派、旧幕府の主戦派ともに挑発ともいえる行為を行う背景には、戦の大義名分を得るため、互いに相手から戦端を開かせようとする狙いがあるとみられます。
以上、幕末ニュースでした。