慶応3年12月18日 新政府と旧幕府 主導権争い

きょうは慶応3(1867)年12月18日です。新政府と旧幕府側は、内外で主導権を争っています。新政府は、日本に新しい政権が誕生したことを欧米列国に示すための準備を進めています。

徳川慶喜

おととい、徳川慶喜は、イギリス・アメリカ・オランダなど6か国の公使に対して、外交権は依然徳川家にあると宣言しました。

宣言書案

これに対し、きのう、欧米へ新政府樹立を知らせる天皇の宣言書案が、朝議に提出されました。宣言書案は、薩摩藩の寺島宗則が作成したものです。寺島は、幕府の遣欧使節団や薩摩藩遣英使節団に参加し、欧米の事情や英語に通じています。

宣言書作成は、慶喜の主張に対抗するものと思われます。

勝海舟

一方、大坂城の旧幕府側は、慶喜を排除しようとする新政府、特に薩摩に対して不満を募らせています。これに対し、江戸では幕臣の勝海舟が、老中に対し、「戦闘をさせてはならない」との意見書を出しています。
以上、幕末ニュースでした。